問題は解決を求めて立ち現れてくる

やっと梅雨が明けました。今年は観測史上二番目に遅い梅雨明けだそうです。

一昨年は、観測史上最も早く、六月中の梅雨明けでしたが、ここ最近、なんだか気候変動の幅が大きいなと感じているのは私だけではないと思います。 

ご存じの通り、農家は気候との戦いが当たり前、言い方を変えれば、天気の影響にどう対応していくかが日常的に問われる仕事です。

ということは、一年として同じ気候の年はありませんから、毎年何かしらの課題が生まれることになります。

今年はというと、ちょうど開花の頃に寒波が来て、凍害にやられたり、降雹があったりと、シーズンの始まりから嫌な予兆がありました。

そして、梅雨は、例年なら中休みがあって、たまにはお日様が顔をのぞかせてくれるのに、ほとんど毎日のように雨が続き、畑が乾く暇がなくグチャグチャ。草刈りもままならず、摘果作業もなかなかはかどりません。そこへ来て、雹の傷や凍害によるサビ果を選びながらの摘果作業は、とても時間を取られました。

私が肝に銘じている言葉に『問題は解決を求めて立ち現れてくる』というのがあります。

違う言い方をすると、「問題というのはその人にとっての解決すべき課題」として現れてくるということ。

すでに解決方法を持っている人にとっては課題でも何でもなく、想定内のこととして処理されるだけ。

でも、毎年気候が違うというのは、必ず想定外のことが起きます。そんなときは、今までの経験を思い出し、仮説を立てて行動したり、先輩や、ネットなどの情報を集めたりして対策を考えます。失敗してもすべて自己責任。だから百姓は面白いとも言えるし、大変だとも言えます。

今年は、その課題が大挙して押し寄せた上に、新型コロナの件で自粛生活を強いられ、未だかって経験したことのない課題だらけの年になりました。

でも、逆にコロナのせいで外出もままならず、時間だけはあったので、かなり余裕を持って対処できたように思います。

「人間万事塞翁が馬」

良いことも、悪いことも長続きしないのが世の常と思えば、今年も、最後には帳尻が合うかもしれません。

「きっと後半は良いことが起こるぞ!!」と信じて。

梅雨が明けた途端に、ピエール・ドゥ・ロンサールが返り咲きはじめ、夏雲の間から差し込む日差しの中で輝き始めました。

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